「タニカワ先生、昨日ネットで見たんですが〇〇が肝臓にいいらしいので、早速そのサプリメントをネットで注文しました。」と、先日の健康経営会議の前、部長さんと挨拶代わりの生活習慣について話しかけられました。
この部長さんに限らず、「〇〇が良い」という健康情報に敏感に反応するする方を多くお見受けします。健康で活き活きと働くためにビジネスパーソンが最も重要視しなければならないのは、営業目標数値でも、人脈作りでもありません。仕事のパフォーマンスを上げるために毎日動かしている、身体と脳に、いかに適切な時間に適切な栄養素を注入するかが、働くうえでの毎日の食事が重要なのです。
メンタルヘルス不調の起因は、食事内容からわかる
先ほどの部長さんは、健康に大変気を使っており、仕事のお付き合いでかなりお酒を飲まれますが、お酒と飲めば飲むほど翌朝、掌に山盛りいっぱいのサプリメントを朝食代わりに飲んでいます。
サプリを摂ることで、昨夜のアルコールを帳消しにしようと、ご自分への言い訳をしているのでしょう。可愛らしい部長さんですね。では、そのサプリメントが実際に効くといエビデンス(根拠)はどこからきているのでしょう?「サプリメントだから健康にいいはず」では、到底、信頼できるエビデンスとは言えませんよね。
そもそも「健康食品」や「サプリメント」と名付けられた名称について、法律的・行政.的な定義はありません。易しくいうと、健康食品もサプリメントも言ったもの勝ちです。
食事もそうですが、サプリメントや健康食品も、口に入り喉を通った瞬間に「形を変えた栄養素」になり、必要に応じて吸収されます。典型的な食品がコラーゲンです。コラーゲンをいくら食べても、サプリメントとして飲んでも、喉を通った瞬間にアミノ酸という栄養素に代わります。コラーゲンから変化したアミノ酸も未だ身体に吸収されません。分解されたり、他の栄養成分と合成したりしてようやく身体の一部に吸収されるのです。ですからコラーゲン鍋を食べてお肌がツルツルになったのはコラーゲンを摂ったからではなく、温かい鍋料理で体が温まり血行がよくなったのが理由でしょう。
気のせいであってもプラセボ効果が多分に働いていることもあります。何せ身体の消化吸収のシステムをコントロールし指令を出しているのは「脳」ですから。
4月から始まる健康診断の準備をしますか?
さて、4月になるとどこの起業でも健康診断や人間ドックが始まります。労働安全衛生法第66条第1項の規定では、会社が一定の検査項目について、労働者を対象として毎年定期的に行うのが健康診断です。 定期健康診断を受診した従業員のうち、数値が異常値だったことを認められると「有所見者」と呼びます。通常、医師から要経過観察、要治療、要再検査などの指示(判定)がある。今、私は会社で働く人を、「労働者」と書きましたが、厚生労働省は「働く人」=「労働者」と呼んでいます。一般的に労働者と言うと、肉体労働者をイメージしますがそれは偏見です。
ついでに社員と呼ぶのは、これも厚生労働省では、フルタイム勤務で雇用期間の定めのない人を言っています(名称の如何を問わず、雇用期間の定めのない人も「一般社員」に含みます。)。
健康管理のための事後措置とは
定期健康診断等の結果、特に労働者の健康を保持するために必要があると認められるときに、当該労働者の実情を考慮して行う、就業場所の変更、作業の転換、労働時間の短縮、深夜業の回数の減少等の措置等(労働安全衛生法第66条の5)を言います。
医師による面接指導制度とは
長時間の労働により疲労が蓄積し健康障害発症のリスクが高まった労働者については、健康の状況を把握し、これに応じて本人に対する指導を行うとともに、その結果を踏まえた事後措置を講じるために新たに労働安全衛生法に設けられた制度です。
THP(トータル・ヘルスプロモーション・プラン)
労働安全衛生法第70条の2第1項の規定により定められた「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」に基づき、産業医が個々の労働者の「健康測定」を行い、その結果に基づき、それぞれの専門分野における十分な知識・技能を有するスタッフが「運動指導」、「メンタルヘルスケア」、「栄養指導」、「保健指導」を行うことを言います。
心の健康対策(メンタルヘルスケア)
統合失調症等の精神障害の治療を主な目的とするのではなく、労働者の心の健康を主眼とし、労働者の精神的不安、自信喪失、イライラ等の軽減あるいは解消を目的に教育研修や情報提供の実施及び相談体制の整備等を図ることを言います。
事業所内の産業保健スタッフ
メンタルヘルスケアが効果的に実施されるよう、心の健康づくり計画の実施に当たり、中心的な役割を果たします。、産業医等、衛生管理者等及び事業所内の保健師などのスタッフ社員です。
「職場環境等の評価及び改善」
労働者の心の健康に影響があるとされる職場環境等を評価し、問題点を把握した上で、労働者の心の健康増進の一環として、職場環境のみならず勤務形態や職場組織の見直し等の様々な観点から職場環境等の改善を行うことを言います。
食事は最高のパフォーマンスで働くための重要な要素です。働く人のパフォーマンス度は、健診数値にも如実に表れます。今後ますます、職場においてメンタルヘルスだけでなく身体ケアは、社員自らが積極的に進展させていきましょう。貴殿の健康な毎日を応援しています。
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