私は、栄養士科と管理栄養士科の学生320名に運動と栄養に関する講義を3科目教えています。320名もいると十人十色で様々な体質や性格をもった生徒さんがいます。昨日は、抑うつ症状がみられる生徒さんが珍しく私に「先生、おはようございます」と声をかけてくれました。
鬱気味なのかうつ病なのか。
単に気分が暗くなっているのかそれとも病気なのかは、血糖値や血圧値などのように数字で診ることができないので性格と病気の線引きは非常に難しいです。
けれども少なくとも生活に支障をきたしていたら病気だと判断することができるでしょう。昔はうつ病というと「心が弱いからだ」「周囲に甘えている」と思われがちでした。今は違います。うつ病は脳の病気なのです。
うつ病は、誰でもかかるかもしれない身近な病気にもかかわらず、うつ病かもしれないと思ってもすぐに心療内科を受診する日本人は欧米人に比べ一般的ではありません。それどころか、うつ病ではなくただ性格が暗いだけの人や、ものごとを悪くとらえがちな性格である人にでさえ、挨拶を躊躇してしまったり対応に困ったりした経験はありませんか?
うつ病に限らず、落ち込みやすい性格をもった人柄でさえ頭で理解できていたとしても、実際に自分の身近にそういう人がいたらどう対応していいのかわからず、腫れものに触るような状態になってしまうものです。様々な人と接し応対するビジメスパーソンなら機会のうつ病と暗い性質・性格について正しい知識をインプットしフレキシブルな対応ができる必要があります。
冒頭の話に戻りますが、抑うつ症状のみられる男子学生さんと歩きながら他愛のないおしゃべりをしました。最初は私からのオープンクエスチョン。返事がないとすぐさま私自身がそのクエスチョンに答えます。彼から朝の挨拶をしてくれ私の隣で一緒に歩いて何の会話もしないで押し黙っていた彼がとつぜん早口で話しだしたのです。私の話の中に彼の興味をひくキーワードが入っていたのでしょう。
人は誰でも、鬱気味になる時があります。重症化させるか一過性で治るのかは、周囲の人と環境次第です。暗い性格の人を無意識に遠ざけていませんか?その行為は職場の雰囲気だけでなく生産性までも下げてしまってるはずです。
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