「タニカワ先生、やっと運動することの意味が分かってきましたよ…」一 昨年産業保健師として企業に入社され、社員の健康支援課にお勤めしている方のお言葉です。
けんこう総研の研修セミナーでは、「運動指導は、講師の見様見真似で身体を動かすだけでは、心身に与える効果は殆どありません」とお伝えしています。
このことは、けんこう総研のホームページではもちろん、講演にしろセミナーや研修の中でも、一貫して申し上げていることです。真似するだけでは効果が出にくい理由は、健康づくりにおいて「絶対に外すことができない重要な支援内容」と捉えているからです。
問題は、この「絶対に外すことができない重要支援内容」といくら申し上げても、人によってはなかなか理解がされず、あくまでも「理論」としてだけ捉えられてしまうことが大変残念です。
ステマ化している健康指導
いつの間にか一般的に使われるようになったネット用語に『ステマ』という言葉があります。ご存じですか?ステマの意味を。ステマとは「ステルスマーケティング」 という意味です。 それを略して「ステマ」と言ってい ます。
ステマは、マーケティングの手法の一つです。例えばSNSのコメントや、口コミが宣伝であると消費者に悟られないように宣伝を行うことを指し、悪意のある言葉として使われています。
抽象的な説明や、容姿端麗でのイメージ操作だけでは健康へ導けない
ステマは、恣意的な誘導操作ですが、高齢者向け運動教室や、よくある健康教室では無意識の中で講師という大上段で、限りなく黒に近いグレーゾンの説明や、本人がその用語の意味を熟知していない場面を多々見受けます。
参加者は全体の印象で判断をします
体育大学出身者が、運動不足の中高年者層を対象とした教室で、運動強度の高い筋トレを「汗がたくさんかける」イコール「痩せる」と言って運動指導していた場面ではさすがに私は驚きました。
ですが、運動指導者であるインストラクターが、スタイル抜群であったり、イケメン男子講師の爽やかな笑顔で、参加者のヤル気を発奮させる手法はOKですが、講師の指導内容は、ご自分が学生時代に学び実践した知識と同一にしている現状には大変問題です。
「参加者情報の把握」と、「指導内容」を熟知していますか
中高年層で恐いのは、若い時にガンガンに運動をしていた男性です。参加者ご本人は、ピーク時からの筋肉の衰えをそれほど自覚できていません。そのような中高年者に「筋肉は死ぬまでつきますから頑張りましょう」というお声がけをして、強度の高い運動で頑張らせる危険リスクを考えてみてください。血圧の急上昇、心拍数の急上昇、直ぐに辛くなり運動を中断して、「運動は苦しい」と理由づけで継続が難しくなります。
健康支援は、参加者のコンサルティングの体系化
健康支援は、参加者の把握から始まるコンサルティングです。運動と食事管理を軸として、参加者みずからの健康生活への全体像をしっかり落とし込ませ、支援を進めていくべき方向性を決めていってあげてください。
貴方は、健康支援のための、活動すべき体系化が出来ていますか?
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