都内のある経営者会での会話です。「タニカワ先生、仕事にはリスクがつきものだと僕は思うんですけど、一体、社会ではどこまで仕事のリスクを、仕事と認めてくれるんでしょう?」
難しい質問ですよね。経営者のリスク許容範囲と、雇用者のリスク許容範囲は違って当たり前ですが、業種や個人の耐性度によっても異なります。これまた当たり前ですが、リスクが大きい仕事は、やりがいもあり成功したら見返りも大きいものが得られます。
逆に、リスクをたくさん取っても見返りが少なかったら、リスクを取る人はいません、と言いたいのですがこと健康管理になるといるんですねぇ。ハイリスク・ローリターンとわかっていてもリスクを取る人が後を絶ちません。
その典型的な例が、睡眠とアルコールです。1回くらい徹夜しても仕事で気を張っていたら倒れたりなんてしません。接待宴会で、毎晩のように飲み歩いて体に悪いと思っていても即、重篤な生活習慣病になるわけではないので暴飲暴食を繰り返してしまいがち。
自分の身体とメンタルのリスクを取り、心身不調へ近づけるマイナスの努力をしてまで見返りや結果を出したいですか?これでは、健康経営どころか、職場の活気、健康的な元気を取り戻すことはできません。生産性そのものを大きく阻害しているからです。
ノーリスク業務はどこにもないが、正常なリスクの業務にはどの仕事でも減らせる
どこの職場でも正常な健康リスクになるように、今の社会は求められています。健康リスクをとって仕事に失敗したら目もあてられません。健康を害したら最後は、自己責任が問われなければいけないと言うことが強調されます。けれども健康リスクを、これほどまでに現実的に構えている方は殆どいないと思います。
働きかた改革なども、企業の福利厚生、従業員のヘルスリテラシーなどを含めた、幅広い意識を改善することだと痛感しています。メンタルヘルス対策と、声高に言われてる割には、具体的な対策や予防、改善がされていないのもHOWつまり「どのように」はっきり可視化できていないことにあります。健康経営の最も重要なのは、「健康リスクとリターンの関係」をもっと可視化させることにつきると、私は常々考えています。
さあ、今日も健やかにお過ごしください。
最新記事 by タニカワ久美子 (全て見る)
- ストレス対処に特化したホームページにリニューアル中 - 2021年3月24日
- ストレスを正す!ストレス研修の重大要素 - 2021年3月24日
- 生産性が上がる組織をつくるエモーションストレス管理 - 2021年3月24日
































