或る日を境に急速に 老いてしまった私の母のこと
私の母は、とにかくチョコマカと、こまねずみのようによく動き、よく働く人でした。 子供だった私に言う口癖は、「旅行なんて、年とってからでも いくらでも行けるんだから (定年になるまで)働けるうちは働いておくの。 だからあんたも 遊んでばっかりいないで働きなさいよ」と、ゴロゴロしている私に、念仏のようにとなえてました。
そんな母が、60歳を過ぎて、パートタイムで雇用してくれるところはなくなり、孫も大きくなり孫の世話もなくなったら、テレビばかりを見て過ごすようになってしまいました。 あんなに夢見ていた、旅行。 今こそ行ける時期が到来したとたん、興味を示さなくなってしまったのです。
私の母は、認知症にはなっておりません。私のこともはっきりわかっています。 時々、同居しているの弟のお嫁さんが、デイケアセンターへ連れ出してくれますが、それさえも楽しそうでもなく、かといって つまらなそうでもなくまったく興味をしめさなくなってしまたtのです。
老いると、感情が乏しくなる
往々にして 年をとり仕事がなくなると、人とのつながりや、活力や、目標、可能性、活力、元気といったものまで失われてしまいがちです。 憂うつな気分で過ごしているうちに、それが認知症へと発展しがちです。
加齢により、女性はエストロゲン(女性ホルモン)、男性はテストステロン(男性ホルモン)が低下して、元気の源となる活力が失われていきます。 高齢者に限らず うつが認知症を招く原因の一つとして、 うつ状態でいることが脳の海馬と言う部分に 強いストレスを与えている事が挙げられています。 脳は常にストレスにさらされて 神経を伝達する役目である重要な『ニューロン』が老化するために 感情が乏しくなってしまうのです。
年とともに体が弱り、20代のような活力は誰しもなくなってきます。 けれど生きがいをもつ生活ををすることは大切です。 生きがいをもつことで、脳の活力がでて、老化の速度が緩やかになってきます。
運動は、脳に活力を与え 元気にする
60歳代以上では、『運動は、健康に良い』という教育を受けていなかった世代です。 そのため、60歳代以降の多くのかたが、何もすることがなく、退屈であっても運動をしようとする意欲がきわめて低いのが現状です。 ましてや足が不自由であったり、膝痛などなんらかの障害があれば猶更です。日本の老人ホームなどの多くのご老人は、ふさぎがちで、その暗い気分に思考が完全に支配されているように見受けられます。
運動をとりいれた生活習慣をもつことで、単に長生きををするのではなく、人として、よりよく生きたいものです。
運動が生活習慣病だけでなく、脳にとっても、精神にとっても大切であることを知れば、誰でも 少なくとも気持ちは、もっと元気になろうとするはずです。
私の母も、軽い運動をつづけさせています。 手足を動かすことによって 明るさを取り戻し 前向きな気持ちななってくれるはずですから。 全国にいる母のような方をひとりでも 元気になれるよう せいいっぱいタニカワは一緒になって応援しています。
最新記事 by タニカワ久美子 (全て見る)
- ストレス対処に特化したホームページにリニューアル中 - 2021年3月24日
- ストレスを正す!ストレス研修の重大要素 - 2021年3月24日
- 生産性が上がる組織をつくるエモーションストレス管理 - 2021年3月24日






























