「タニカワ先生、最近、メンタルヘルスについて情報があふれていて、その多くが新興宗教ではないかと、どれが本物なのか信じていいか迷っています。」── とある企業の忘年会の席で、労働組合員さまから出てきたお話です。
うかがえば、ストレスチェック制度が始まった一昨年から、社内でメンタルヘルスについての勉強会をすることになったのだそうです。メンヘル勉強会の配付資料をつくるため、勤務時間が終わってからネットで『メンタルヘルス』や『ストレス』『うつ病予防』といったキーワード検索をするのだそうです。
このブログをお読みになっている方なら一度は、メンタルヘルスというキーワードで検索をしたことがおありになると思います。すると、メンタル~、マインド~、と、本当にヨガや禅のような宗教的な心の在り方を言ってるものから、ストレスチェック制度の義務化対策としてのセルフチェックシー· 職場分析レポート と販売や、紋切型のラインケアセミナーと無尽蔵にでてきますよね。

早稲田大学教授監修のもとメンテルヘルスケア執筆中
面白いのは、心理学と表情分析学を使った読心術が人気のパフォーマーダイゴ氏の肩書きである「メンタリスト」なんていうワードも関連してでてきます。。メンタリストと言う職業名は造語です。メンタルヘルスケアのメンタルと同一にとってはなりません。メンタルヘルスケアとは、あくまで心(精神)における健康のことです。そしてメンタルヘルスケアは、主に精神的な疲労からくるストレスや悩みを対策し、改善させる手法を言います。
2年前まで、メンタルヘルスケアと言うと、精神保健医療として捉えられていました。うつ病をはじめとした精神疾患の回復を目的とした場面でしか一般には使われていませんでした。
スイスにある世界保健機構(WHO)では、「精神的健康の定義は、精神障害」と謳っています。それでもメンタルヘルス=精神障害として結び付けている方がまだまだ多いのが残念です。社員50名以上の中・大規模企業ではさすがにそんな方はお見かけしなくなり嬉しく思います。
メンタルヘルスケアは、、言い換えるとストレス対策とも言えます。また誤解をなさっている方は、たぶんメンタルヘルスキュア 【cure】の治療や治癒と混同なさっているのでしょう。職場で行なうのは、ケア。予防や対策怠らないで毎日元気で働きたいものですね。
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