「タニカワ先生、健康セミナーを企画し募集している最中ですが、いや~全然参加してくれないんですよ」── 半年ほど前から定期的にご相談にお越しになられている、メンタルヘルス講師の方のお言葉です。
ほんとうに参加してほしい方が参加しないセミナーはよくある事です。健康に関するセミナー研修になると、メタボの方や、運動嫌いな方、食事に無頓着な方こそ参加していただきたいのに蓋を開けると参加者全員スリムで健康オタクの方ばかりなんていうセミナー研修はざらです。
健保や会社のセミナーを開催するご担当者からこのような声は本当によく聞きます。そして今回ご相談された方は健康セミナーを生業にしている講師です。健康セミナーを開く場合、ヘルスケアのプロ講師の方でさえ、健保組合さんや人事、総務担当の方と全く同じ集客問題を口にされます。
会社内の人事、総務、労務、庶務担当者なら「受けて欲しい方が来ない」問題を口にするのは解ります。ですが健康づくりの講師であるならば厳しい言い方をするなら、セミナーを受けてからが健康づくりのスタートなのですから、集客で悩み営業に努力し走ってほしくはありません。
健康に無関心な人はなぜ参加してくれない?
この問題は、「授業中、なぜ学生は寝てしまうのか?」という学校教育の問題と共通項があるのではないでしょうか?
私は専門学校で平成28年度は、6科目を90分授業で年間84コマ教えることになります。授業の中には、学生に健康運動をおしえる科目もあります。この専門学校は管理栄養士・栄養士養成校です。『食』には興味関心があるけど『運動』に興味関心はないどころか、高校を卒業したのに何故、また体育の授業をしなくてはならないのか!と運動することに後ろ向きな学生が大半です。
学生さんは、私の講義を受けるまで『健康づくりの運動』イコール『体育』と思い込んでいるのです。健康づくりのための運動は小中高校で行った体育とは全く異なることを、『健康スポーツ理論』で講義します。後期は、『健康スポーツ実技』となり、実際に学生全員が身体を動かします。その時の学生一人一人の目の輝きは、前期で教室中にこだました「え~!また運動するのお~」と不満を言っていた同一人物とは思えないくらいです。
健康セミナーに参加しない一番の問題は、健康に全く興味がないのではありません。魅力的な健康セミナープログラムではないからです。学校だって同じです。講師が魅力的な授業に組み立てすすめないことには学生さんはついてきません。学生さんだって恋にバイトに忙しいのです。眠くもなってしまいますよね。
これから開催を考えている御社のセミナープログラムは、関心がなくても思わず参加したくなるようなプログラムに組み立てられていますか?
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