「タニカワ先生、新年初日の出ウォーキングしてきました!」、「昨年は色々と大変でしが今年は、社員の健康度アップさせるために○○を重点的に実施します」、「今年の労働安全月間のために考えられる準備を既に実施しています」──── 新年早々、いただいた嬉しいご連絡の数々です。
年が明けて気分も一新。「よし、今年を良い一年にするぞ!」と、自然と元気が湧いてくるこの素晴らしい平成最後となる年に、コンサルティングをしている人事部の方がたからは、嬉しいご連絡が続々とやってきます。本当に素晴らしいことです。
年が明けて気分も一新しているこの時期、ぜひ業績も社員の健康度も上昇運気をつくっていきたいところですね。
ただ、 日本の社会環境がそうさせていると思うのですが、こうした「今年はこれをやるぞ!」といった意気込みに、いつも気にしていることがあります。
意気込みを見せたり目標を掲げた後に、私たちは『インプリケーション』にジャンプすることが実に難しいからです。
インプリケーションとは何か?
インプリケーションとは、経済用語です。解りやすく言うと、関西弁で言うところの「そやから、どないしたちゅうねん?」という状況です。目標を立てたから、だから何なのだ?
これは、年頭の目標だけに限りません。健康経営の例で考えてみましょう。営業部の社員全員がインフルエンザにかかってしまった。大変です!この「大変」の裏側に何があるかによって、実は大変さの度合いは全く変わってきます。
例えば、雪の日に仕事にならないということで、仕事を早めに切り上げて中堅セールスマン達が一杯ひっかけようと退社しました。赤ちょうちんが眼に入りました。寒風ふきすさぶ屋台で粋にちょっと一杯のつもりが、かなり長居してしまい結果、風邪をひいてしまった。そういう話であれば、ご本人の「今日はここまで」という意志が弱かった。上司も「もう少し、飲み方を考えましょう」くらいの注意で足りるかもしれません。
けれども、その健康行動の裏には次のようなことが考えられないでしょうか。今は40代中堅社員の旺盛の社風ではない。若手派遣社員と部長クラス社員の両極分化している。20代派遣社員は、会社と繋がりを持たない。古くから在籍している管理職とは、社会的、経済的地位が違うので何事にもガラスの天井を感じる。
もしそういうことが背景にあるとするならば、今回の風邪は重大な問題です。
このような社内の空気が社員の体だけでなく心の健康に影響をもたらすからです。
だとすれば、今年の風邪の時期に限定せず、社員の健康教育はもとより
社内の風通しを良くする環境を変えると言う手を打つことをしなければなりません。
風邪をひきやすいのは、風邪を引き起こしやすい「身体の免疫体力」と「心のストレス度」と「人間関係の風通し」によって起こります。
新年のインプリケーションは、もう出来ていますか?くれぐれも感冒に注意して健やかにお過ごしください。
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