「タニカワ先生、聞いてくださいよ。うちがいくら小さい会社だからって、うちの社長は
一か八かの博打のような指示を出すんですよ。もう、下の者はついていけませんよ。」と相談室に来るや否や愚痴をこぼした課長さんがいらっしゃいました。
業務命令だけでなく、ことさら健康経営についてもトップダウンで決まってしまう、あるいは没になってしまう事柄は往々にしてあります。反対に「何もしない」というトップダウンの結論も、様々な会社の健康コンサルティングをしていく中で私はよくみてきました。
何もしないで先送りをするというのも企業にとって重要な意思決定にです。「様子をみる」とか「問題の先送り」は職場のメンタルヘルスでは、事実、ずっと繰り返されています。確かに、健康経営の行動をとるにはトップダウンがなければなかなか出来るものではありません。けれども、やらないでいればメンタルヘルス問題の方から勝手に遠ざかってくれるだろうと思うのはとんでもない誤解なことに早く気付いていただきたいのです。
私の良く知っている社長さんは、意思決定の前に様々な情報を集めています。職場のメンタルヘルス対策も然りです。同規模の職場ではどうしているのか?とか、同業種の企業は、ストレスチェック後はどうなっているのか?とか、従業員の本音はどうなのかストレスチェックとは関係なく無記名アンケート調査してみようとか、様々な事を調べて社員のデータを俯瞰して見ているK社長さんがいます。
K社長さんは、集めたデータをインフォメーションに加工して、インプリケーションまで持ってくる工程までいています。全国的に知られているメーカーのしゃちょうさんだからこその社員マネーシメントです。
ただそこまで社員や職場のデータを集めて、インプリケーションしても、最後の最後は
トップのジャッジメントが必要です。そのジャッジは結果、吉とでるか凶とでるかは、膨大なデータを集めてもわかりません。ただ傾向をしることは出来ますが、それだけでジャッジできるのであれば、トップである必要はありませんよね。
重要なのは、データが少なかろうと多かろうと、最後はAIでは出来ず、ニンゲンがジャッジしなければなりません。絶対にこれが正解!というのは健康管理にとってはありません。これがベストと言うことがわからないからこそ、アクションを起こし決める必要があるのですから。
健康のために、会社のために、小さなアクションを起こすジャッジメントをさあ、しましょう。 今日も健やかに!
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