今 日本は 世界一の長寿国となりました。 けれど 高齢化と同時に、1人当たりにかかる医療費も 年々増え続けています。
平成19年版厚生労働白書によると、この内、メタボが原因でひきおこされる高血圧、糖尿病、脂質異常などの生活習慣病による医療費は 30%を占めています。 さらに生活習慣病による死亡は、60.9%にものぼっています。 このように今やメタボは健康に対する大きな脅威となっています。
ここにメタボが引き金となり思わぬ家計の出費になった事例があります。
43歳で働き盛りの男性が、健康診断の結果で メタボと診断されました。 しかしそのまま放置していたら、ある日突然脳梗塞で倒れました。いったい、入院費はどれだけかることになるのでしょうか?
思わぬ出費がかさむ医療費
医療費の総額は2,249,890円と計算され、そのうち自己負担は699,410円でした。
出典:新日本保険新聞社2009年版こんなにかかる医療費
入院が長いと一部屋5人以上の一般病室よりも、半数以上の患者さんが差額ベッドを選んでいるようです。差額ベッドとは、一部屋4人以下の病室を希望した場合に発生し、全額自己負担となります。
<入院患者の病室利用状況>
平成14年厚生労働省受療行動調査
その他、食事代や洗面用具などの雑費も ばかになりません。
脳梗塞(こうそく)を発症した患者さんの入院日数は 平均で3か月以上の長期入院しています。
脳梗塞の発端は、メタボの診断基準であるコレステロールや高血圧などが高いために 脳の血の流れが保てなくなることから起こってきます。
今のところ健康保険には「高額療養費」という制度があるので 年齢や所得に応じて1ヶ月分の自己負担の上限を超えると 払い戻しが受けられるので 金銭面では多少安心ではあります。
次に、国民医療費の3分の1を占めている生活習慣病の代表でもある「糖尿病」では 、医療支払いは いったいどのくらいかかるのでしょう?
健康診断で初期治療と予防の重要性
糖尿病の初期は 自覚症状がありません。 なので健康診断でメタボと診断されても 約40%もの人が治療を受けずに放置されています。
しかし糖尿病は、放置しておくと、とてもやっかいなな合併症を引き起こして 、医療費は一気に高額になります。
丸の内病院の北里医師らの報告によると、糖尿病で毎月の医療費が28,000円かかっていた患者さんが、心筋梗塞(安定治療期)などを併発した場合、約85,000円に跳ね上がると試算されています。
健康であることは最大の節約術
糖尿病と並ぶ『生活習慣病』の1つに高血圧があります。 40歳男性が高血圧にかかると、一生の間に支払う医療費は、血圧が正常な人より も、376万円も余計にかかることが明らかとなっています。
この診療費用の事実から “健康でいる!” ことは『何にも代えられない幸せ』なのだということがわかります。 そして”健康でいる”ことこそが、最大の節約術でもあり、家計にもたいへんな利益をもたらすことが、おわかりいただけたでしょうか。
それには、日頃の健康管理が重要です。正しい食事と適度な運動を習慣づけ、病気にならない食事と運動を身につけましょう。
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