20日も早い梅雨明け宣言から数日後、京都や兵庫、福井県で20年ぶりという大雨洪水による土砂災害に見舞われました。梅雨といったらシトシトうすら寒い印象が私の子供の頃はありました。温帯性気候の四季はいつのまにか消えてしまったような日本です。竜巻もおこるし雹。(ヒョウ)も降る。日本もアメリカのような気候に変わりつつあるのでしょうか? こんにちはタニカワです。
ニューヨークに視察に行ってから早いもので1ヶ月が経ちます。滞在中は、地元の人が通う現地のスパーマーケットでステーキ肉と野菜を買い、殆ど自炊の毎日でした。とにかくお肉が安いのには驚きました。サーロイン400g(約1ポンド)で800円です。

サーロインステーキなんて日本では高価で食べたくとも、食べられません。ですからこの時とばかり、毎朝、サーロインステーキをその日の体調に合わせて、レアにしたりミィデアムで焼いたりしてお肉を堪能しました。おそらく主食を炭水化物ではなく赤身肉で過ごしたのは、人生で初めてです。
ところで、サーロインとは、牛肉のどの部位だかご存知ですか?サーロインの「サー」とは、イギリスのナイト(騎士)の栄誉称号を与えられた部位のこと。ですからサーロインステーキ肉は、オスの貴族牛のこと。 脊柱の胸椎(きょうつい)の後方部分を言います。肉1頭の牛から3%くらいしかとれない高級部位です。脂肪が少ない上品な味が特徴のヒレです。

1日3食の内2食をサーロインでお腹いっぱい5日間食べ続け、私の体重はどうなったと思いますか?なんと減りました。
でも米ハーバード大学Mingyang Song先生によると、牛や豚などの赤身肉をタン白質源としている人は寿命を縮めている可能性があることを発表されました。また、大豆などの植物性タン白質を多く摂っている人は、赤身肉などの動物性タン白質を多く摂っている人よりも長生きの確率が高いとも言っています。
要約すると、Song先生の研究では
①
1日の食事に含まれる植物性タン白質が3%増えるごとに、全ての病気の死亡リスクが10%低くなり、特に心臓に関する脂肪のリスクが12%低くなった。
②
1日の合計カロリーの内、動物性タン白質によるカロリーが10%増えるごとに、死亡リスクが2%増え、、心臓に関係する死亡リスクはが8%も増えた。
③
ベーコン、ソーセージ、ハムや、卵の摂取量が少ないと、早期死亡リスクがそれぞれ34%、12%、19%低減した。
ベーコンやウインナー・ソーセージ、ハムなどの加工肉には、心疾患やがんと相関が強いナトリウムや硝酸塩が多量に含まれています。特に赤肉には飽和脂肪、コレステロールなど必要以上のカロリーが多くあります。赤肉を食べるのを止める必要はないが、もし週3回以上食べているなら、魚や鶏肉、植物性蛋白質に置き換えるとよいとSong先生は述べていました
この研究は、13万1,000人以上のアメリカ人のデータですので、体質が違う日本人にそのまま当てはまるわけではありません。それと興味深かったのは、動物性タン白質の摂取と高い死亡確率の関連する要因として、肥満や過度の飲酒、喫煙、運動不足など悪い生活習慣を持つ人だった点です。悪い生活習慣な人ほど、肉や高脂肪の乳製品から蛋白質を摂取する傾向が高かったそうです。
赤身肉は、高タン白質源ですが、植物性タンパク質や魚のほうが更に優れているとSong先生は述べています。結論として言えるのは、どんなに優れた食品であっても、そればかり食べ、また、赤身は低カロリーだからと言って食べ過ぎるのは却って身体に悪いと言うことです。『腹7分目』で、食事に限らず何事もほどほどが1番ということですね。
今週も健やかに元気にお過ごしください。
参考論文
Mingyang Song, et.al: JAMA internal medicine. 2016 Oct 01;
全原因および原因別死亡率を伴う動物および植物タンパク質摂取の関連
Association of Animal and Plant Protein Intake With All-Cause and Cause-Specific Mortality.
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