皆さんは、アンチエイジングのための人間ドックを受けたことはありますか?アンチエイジングを目的とした健康診断は、一般的健診で測る体重・身長だけでなく、筋肉量や体脂肪量の他、生活習慣病の火種になる内臓脂肪の量や骨量などを詳しく測定ります。
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10代なのに骨年齢は60代だった!
エイジングの人間ドックを受診する患者さんだけでなく、専門学校の学生さんにもこうしたエイジング健診を私の担当する授業では実施しています。毎年、学生さんが最も驚くのが、骨量から測定する骨年齢です。例えば19歳のKさんは、未だ10代で青春真っただ中でピチピチのお肌です。中学、高校と運動部にはいっていました。高校を卒業してからは運動は全くしなくなりました。そんなある日、駅のエスカレーターで足首をぐねって捻挫をしてしまいました。整形外科を受診したところ、くるぶしの上に位置する腓骨(ひこつ)にひびがはいっていることがわかりました。
このK骨さん、超音波骨密度測定装置で計測すると、骨年齢は60代と同じでした。つまり骨が老化していて骨密度がスカスカ。 そんな状態では、日常生活で骨折しても不思議ははありません。Kライフさんに食習慣を聞くと、Aさんは、昼食や夕食前に小学生の頃から日常的にカップ麺を食べていました。長期間リン酸を必要以上に摂取していると、いくらカルシウムをとってもカルシウムの吸収は抑制されてしまいます。そのめ慢性的なカルシウム不足に陥っていた傾向がみられました。
Kさんは、とてもお洒落。ですからダイエットへの意識も高く、食事も信じられないほど少食でした。カウンセリング当初は、恥ずかしくて実際以上に少なく申告しているのではないか?と疑ってしまうほど。摂取カロリーが少なければ、カルシウムだって必然的に少なくなります。
元気ハツラツな10代だから、筋肉量や骨量が少なくても、ふだんの日常生活へのリスクは未だ低いはす。しかし体組成は、見た目とは裏腹に確実に老けてしまっていたのです。食事習慣の評価について説明すると、ご本人かなりショックを受けていました。
骨密度(骨量)のピークは、およそ25歳
骨密度(骨量)のピークは、およそ25歳を境に、ゆるやかに下がっていきます。女性は閉経すると、女性ホルモンの分泌量が激減するため、骨密度も比例して低下していきます。減ってしまった骨量は、どんなにカルシウムをとってももう増やすことはできません。
自分の骨密度を測ったことはありますか?
自分の骨密度を知っているという人は、一般的な健康診断項目にはないためあまりいらっしゃらないのが実情です。そのためもあり、気がつかないうちに徐々に骨密度の低下が進行していってしまいます。ここで重要なことは、骨量は増やすことはできませんが、低下する速度を遅くすることはできるということです。
更年期になり女性ホルモンの減少量は、わずかティースプーン1杯
女性ホルモンには、大きく分けるとエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があります。エストロゲンは、整理が始まると分泌量が増え、20代後半がピークです。30代からは、骨密度と同じく緩やかに減少していきます。閉経前後の時期には、加速度が増し急激に低下するため、自律神経の乱れをひきおこしいわゆる更年期症状が発症したりします。また、女性ホルモンの分泌量は、加齢だけではありません。生活習慣やストレスなどでも分泌量が変わります。Kさんのように若くても、無理なダイエットをしたら、何らかの影響がからだに出てきます。
女性ホルモンの分泌量やその変化には個人差があります。一生のうちに分泌される量は、ティースプーン約1杯分とごくわずか。だからこそ、心身ともに健やかに年齢を重ねていっていただきたいのです。
さきほどのKさんは、まだ10代なのに疲れやすく、勉強をしていても集中力が続きません。何をしてもあまり楽しいと感じたことがないと私に悩みを相談されていました。これはメンタルヘルス不調でもあります。不調を抱えながらいつも覇気のない状態がつづいていました。Kさんは足首をねんざするまで「「もしかして、私、うつ病なのかもしれない」と誰にも言えず不安を抱えて暮らしていたそうです。
Kさんののように、偏食や運動不足が起因してるメンタルヘルス不調は数多くみてきました。捻挫は、メンタルヘルス不調の直接原因ではありませんが、深く関与していることは、カウンセリングと生活習慣の改善を通して間違いないように捻挫の予後は順調でした。原因がわかりにくい心身の不調に早めに気づき、適切な生活習慣の見直しと、ヘルスケアをしていくために、専門家のカウンセリングを受けることをお勧めします。
日本は世界1の長寿国で、去年女性の平均寿命は87歳を超えました。健やかに、美しく年齢を重ねていくためには、心身両面からのケアをしていきましょう
骨密度が低下していたKさんは、食生活を見直し、スポーツジムに通い始めました。中高校のように朝晩の運動強度の高い運動をするのではなく、継続することが大切です。そのためには自分が楽しんでできる運動をみつけることが先決です。当たり前のことですが、自分自身で、この不調は病気なのか?を正しく見極めることはできません。でも「我慢」だけはしないでください。わざわざ検査を受けるのは、会社を休んでまでもだとなかなか足が向かないものです。でも抗加齢カウンセリングでは、心身の不調や衰えを前向きに考え、年を重ねていくサポートをしていく場所でもあります。是非お近くのクリニックをチェックしてみてください。今日も健やかにお過ごしください。
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