筋肉をちゃんとつかって「立つ」ことは、意外と難しいものです。 それに比べ「座る」ことは、脚に負担がこないぶん とてもラクに思えます。 それだから満員電車で人は席が空くと、一目散に座りたくなるのですものね。 しかし「座る」という姿勢は、イスの形状で随分と重心がかかる部分がかわってくるため、重心の位置を調整して正しい座り方をするのは、立つよりも難しいのです。
人間工学からみた「座る」姿勢
仕事や勉強用のイスと、 くつろぐ時のソファーでは、形態も機能も全く違います。 目的にマッチしたイスでなくては、筋肉や骨格に余計な力を使わせてしまったら腰痛や、肩こりが発症してしまうのは言うに及ばずです。
背もたれのないイスはすぐ疲れる理由
背もたれのないイスに座ると、すぐに疲れてしまうのは、よく知られています。 背もたれの大きさ、角度、クッション面の座高、傾斜、幅、奥行き、材質・・・など、すべてが座る人の体型と 骨格のゆがみ具合、筋肉量に一致していないと 長時間 座っていることに 姿勢は耐えられないのです。
イスの選び方
背もたれが高いイスは、腰と、肩甲骨の下部分の2か所で上半身の体重を支えています。 デッキチェアや マッサージチェアなどが、このタイプですね。 反対に、背もたれが低いイスは、腰だけで上半身の体重を支えるので、そのぶん 上半身が自由に動きます。 従来からあるデスクワーク用のイスは、背もたれが低いのが多いです。
背もたれがないイス同様、背もたれの低いイスでは、 じつは、腹筋を使って正しく座ることが、正しく立つことより難しいです。 ならば管理職クラスのイスにある背もたれが高いと良いのかというと、 人間工学にもとづき作られている高価なイスを除いて、背もたれがなかったり、背もたれの低いイスよりも 腹腔が下がり 内臓圧迫姿勢をとりやすいのです。
座る姿勢は、立つ姿勢よりも ラクに感じても 内臓にとって、ましてや腰にとって、これほど負担を強いている姿勢はありません。 腰痛や首コリ、眼精疲労にならない 正しい座り姿勢を デスクワークの方は 一刻も早く身に着けて作業能率を上げましょう。
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