先日、東京都世田谷区の方を対象とした『ロコモ体操』セミナーを、開催しました。
ロコモとは、ロコモティブ症候群(locomotive syndrome)の略です。ロコモは、加齢や悪い生活習慣が原因となって起こります。身体症状としては、関節可動域の制限や筋肉減少による筋力低下などがあげられます。歩けなくなり要介護になるリスクが高いため『運動器機能不全』とも呼んでいます。呼び方は、ロコモや、ロコモティブシンドローム、ロコモーティブ症候群、運動器症候群と様々ありますがどれも同じです。
ロコモは、平均寿命が世界1の日本では、ご高齢の方に多発するため国民病とまで言われています。
よく膝が過度にO脚になって内股で歩いているご高齢者を見かけませんか?こうした膝が変形した状態が『膝性関節症(ひざかんせつしょう)ロコモ疾患です。また女性は50歳過ぎて女性ホルモンの急激な減少により骨がもろくなる『骨粗鬆症(こつそしょうしょ)』も典型的なロコモ疾患です。2009年の統計によると、47男性で2100万人、女性で2600万人も膝関節症と骨粗しょう症の患者さんがいらっしゃいます。
ロコモになると、寝たきりや要介護になるリスクが急激に高まります。たとえば膝関節症になると、小股でしか歩けなくなります。ちょっとした段差でもゆっくりと気を付けて歩かなければなりません。それでもつまずきやすく、バランスを崩して転倒すると大腿骨骨折や頸椎骨折など体の要となる骨格が骨折します。
ロコモになっていなければ、転倒しても、両手や膝を地面につけ頭や胴体をとっさに守る身体バランス能力が備わっています。けれども、身体機能が低下し、それに伴う運動器疾患が発症すると、ついには、立ち上がって歩いたり、トイレで用を足したり、入浴をすることさえも自分自身で行えなっていきます。まさに要介護という蟻地獄にはまってしまいます。

ロコモの予防には筋力の維持が大切です。年齢を重ねるにつれて筋肉量は大きく低下します。その中でも特に下肢の筋肉の減少は大きく現れます。筋力の維持には、日常生活に適度な運動は不可欠です。ロコモにならない体を手に入れるために、「自分は未だ若いから平気だわ」と運動を軽視してはいけません。日常生活に取り込めるご自分に合った運動を今から習慣化させておきましょう。
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